我、いまだ木鶏たりえず
2011 年 10 月 8 日 土曜日致知11月号、
第48代横綱
大鵬さんのインタビューより。
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白鵬の連勝記録がストップした時、
『我、いまだ木鶏たりえず』
という言葉が新聞に掲載されていましたが、
双葉山関はこの『木鶏』の話を陽明学者の安岡正篤さんからお聞きして、そういう無心の境地を目指されていました。
実は、双葉山関が相撲協会の時津風理事長となられていた時代、直接ご本人から『木鶏』のお話をお聞きしたことがあります。
『木鶏』というのは、『荘子』に出てくる話で、ある王が闘鶏づくりの名人に自分の闘鶏を託した。
10日後、王は名人に
『まだか?』と問う。
すると、
『カラ威張りしてダメです。』と答える。
さらに10日後に尋ねると
『相手を見ると興奮します』。
再び10日後も
『敵を見下すところがあります』。
そして40日後に
『もういいでしょう。いかなる敵が来ても動じません。木彫りの鶏のようで徳力が充実しています』と答えた。
そういう逸話だと教えていただきました。
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『木鶏』の話は
以前聞いたことがありました。
しかし、
今はさらに捉え方が増した気がします。
『我、まだまだまだまだ木鶏たりえず』(笑)




