紀元前から存在した小豆(あずき)に思いを馳せる

会津ブランド限定商品の「会津山塩羊羹 ならぬことはなりませぬ」や「きてくたされ」等に使用されている北海道十勝産の小豆。

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太郎庵ではこの小豆にこだわっているわけですが、その小豆(あずき)の産地「幕別町」を訪れました。

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JA幕別の方へ案内いただきました。

みなさんは「大豆=だいず」なのに「小豆=あずき」って読むのっておかしいと思ったことはありませんか?

魏の時代の辞書「廣雅」の記述によると、紀元前には、小豆は「荅(とう)」と呼ばれていたそうです。

「荅(とう)」という字は「くさかんむり+合」で草が合わさったさや豆を表しているそうです。

小豆もさや豆の一種として「荅(とう)」と呼ばれており、「荅(とう)」が→「豆(とう)」になって「大豆(だいず)」より小さいから「小豆(しょうず)」となったそうです。

「小豆(しょうず)」は本草和名【ほんぞうわみょう】(平安時代:日本現存最古の薬物辞典)に阿加阿岐(あかあつき)と記述され、江戸時代になって阿豆岐(あずき)や阿加阿豆岐(あかあずき)と呼ばれているようです。